マンモグラフィー

朝の9時に新患受付をすませ、診てもらえたのは11時近くになっていた。
先生は若い男性でちょっと気恥ずかしかった。

 

問診と触診、その後すぐにマンモグラフィーを撮る事になる。

受付にはかなりお待たせする事になるかもしれないと言われていたが、即レントゲン室に入る事ができた。

 

多分人生で4回目のマンモグラフィーだが、やっぱり痛すぎる。
レントゲン技師の先生が「はい、息を止めて」などと言っているが、そもそも板に胸の根本から脇の根元までぺしゃんこに挟まれ、息を吸える余裕などない。

結局問題のない左を1枚、問題のある右を2枚、計3枚撮影した。

 

その後診察室前で更に待たされる事1時間。

マンモグラフィーの結果はすぐにでていた。

先生:「クリニックの先生が言っていた通り、1cm程度のしこりですね。
でもしこりの形がキレイだから悪性ではないと思いますよ。念のため細胞も採りましょう。
ただ、今日はこんな時間になってしまったので改めて検査に来てください。
そしてその検査でもはっきり結果が出ない場合も稀にあるので、その場合はまた違う方法も考えましょう。」
と、いう話になった。

 

あー、今日一日では終わらなかった…。

そしてもしはっきり結果が出ない場合、違う方法って…?

考えてもしかたない。
まずは次の検査に臨むしかない。

 

マンモグラフィーだけだったのに、予約をして行ったのに、病院を出た時間は13時を回っていた。

 

次回は10月13日(木)。明後日だ。

明日、総合病院にかかる

そして明日、10/11が総合病院での診察日だ。
早速マンモグラフィーを撮るのだろうか?
組織を採取する『細胞診』という検査まで行われるのだろうか?

 

だが、不思議な事が起きた。
かなり痛みを感じていたしこり部分の痛みが全くなくなった。痛みを感じていたのは2~3日程度である。
そしてしこり周辺の腫れも赤味もひいている。
体を曲げて色々な角度で見ても、隆起もわずかしか感じられない。

ただ触ると奥の方にしこりが潜んでいるのはしっかりわかる。

 

良性のしこりは動くらしいが、悪性だと動かないらしい。

だが、麻央ちゃんのブログにも書かれているのと同様、これは動いているのか動いていないのかがさっぱりわからない。


いずれにしても、もし痛みがなかったらしこりに気付く事もなく、病院にかかろうとは思っていなかったはずである。
だが、しこりの痛みがなくなったことでガンの可能性が高くなった事にも気付く。

 

そういえば保障内容最低ラインのガン保険には入っていたはずだ。
だが証書の場所が思い出せない。
こんなことならもっとしっかりした保障内容のガン保険に入っておけば良かった…と後悔する。

 

あ、でもまだ確定したわけではないし!!!

でも今夜はまた眠れそうにない。

総合病院 乳腺科の紹介状

2016年10月4日 午前9時 近所の婦人科へ。


先生:「大きなしこり?あなた最後に来たの6年前よ。その間どこかで診てもらってなかったの?」
自分:「実はマンモグラフィーのクーポン券をもらって、5年前から昨年の3月までは検診センターで診てもらっていたんですけど、昨年の春から検診に行かず、放置していました。」

先生:「6年前に小さな点程度の物があると言っていたでしょ?」

自分:「確かに検診センターでも同じ事を言われていました。でも大きくはなっていないし、問題のない物だろうと言われていたので…。」


そう、最後に診てもらったのは昨年の3月。
予定していた乳がん検診を1年7ヶ月放置していた。
せっかく毎年せっせと通っていた検診を放置した途端にこんな状態になっていた。
よく聞く話だが自分の身にも起きてしまった。

 

超音波検査で診てもらうと、右乳房にはっきりと真っ黒な塊が映る。
先生:「うーん、これは…。総合病院の紹介状を書くからすぐに予約取って行くように。」
先生:「でも多分大丈夫。良性だと思うわよ。でもこの大きさだと取ることになるだろうね。」

自分「先生、大きさはどのくらいなんでしょうか?」
先生「うーん、大丈夫1cmくらいだから、万が一の時も大丈夫よ。」

本当に1cm?!触った感じはその3倍くらいに感じる。

良性だと思う…と言いながらも、いつもの穏やかな先生とは違い明らかにアタフタしていた。

 

帰宅してすぐに総合病院の予約窓口に電話をするもなかなか繋がらない。
30分近くかけ続け、やっと繋がった時の最短の診察日は翌週、10/11(火)ちょうど一週間先だ。

胸にしこり まさか乳がん?

2016年10月4日に変わった深夜、ゴロンと横になって深夜番組を観ていた。
ふと、なんとなく右胸が痛いと感じ何気なく手を持っていくと、そこには碁石のようなしこりがあった。

 

途端に小林真央ちゃんのブログの言葉が脳裏をよぎった。
『パチンコ玉のようなしこりに気付きました』…あ、パチンコ玉どころではない!!!

『だんだん、おもちゃの音も、息子の声も、遠のいていきました』と、真央さんのブログに記載があったが、私も目の前が真っ暗になり、飛び起きて何度も胸のしこりを確認し、鏡で確認し、パソコンで検索をしまくった。

あまりにしこりを触りすぎたせいか、しこりの周りは何となく赤味を持ち、やや腫れた状態になっていた。

 

ネット検索をすると、《殆んどのケースで乳がんに痛みはない》とある。
部位は右胸の外側、乳首に近いやや下側になる。
私のしこりはかなり痛みを感じる。よく『チクチク』という表現を聞くが、私の場合『ズキズキ』である。…と、いうことは乳がんではないのか…?と少々安堵するも、鏡の前で体を大きく曲げて色々と確認すると、赤味とともに多少の隆起が感じられる。

乳癌特有の《えくぼ》…と言われる症状とは思えなくもない、多少の凹みも感じられる。

 

殆んど眠れないまま、翌日朝一番で近所のクリニックへ駆け込んだ。